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ロボットアプリケーション(Android)の開発環境を整えよう

統合開発環境は、Eclipse以外でも利用可能ですが、本稿ではEclipseのWTP機能を使用することを前提としています。 必要なソフトウェアを各ダウンロードサイトより入手し、開発用PCにインストールしてください。ここではインストール先のベースフォルダとして、すべて”c:\java”配下にインストールするものとして説明します。他の場所にインストールする場合は適宜読み替えてください。 各ソフトウェアのインストール方法詳細および使用方法詳細は、各ソフトウェアのドキュメントやWebの情報を参照してください。ここでは、最低限必要な情報のみ説明します。

インストール

JREのインストール

java.sun.comのダウンロードサイト(http://java.sun.com/javase/downloads/index.jsp)より、”Java SE Development Kit(JDK)6”をダウンロードしてください。ダウンロードしたインストーラを実行し、インストーラに従ってベースフォルダにインストールしてください。

インストール後は、JDKをインストールしたフォルダをJAVA_HOME環境変数に指定してください。

C:\Java\jdk1.6.0

Apache HttpComponents Clientのインストール

The Apache Software FoundationのApache HttpComponents Clientダウンロードサイト(http://hc.apache.org/downloads.cgi)より、”HttpClient 4.0.x (GA)”をダウンロードしてください。ダウンロードしたzipファイルを、任意のフォルダに解凍してください。

以降インストール先フォルダを”<HTTPCLIENT_HOME>”と表記します。

C:\Java\httpcomponents-client-4.0

Eclipseのインストール

eclipse.orgのダウンロードサイト(http://www.eclipse.org/downloads/)より、”Eclipse IDE for Java EE Developers”をダウンロードしてください。ダウンロードしたファイルを適当なフォルダに解凍してください。 必要があれば適宜日本語化してください。本書ではオープンソースのPleiades(http://mergedoc.sourceforge.jp/)により日本語化したもので説明します。

以降インストール先フォルダを”<ECLIPSE_HOME>”と表記します。

C:\Java\eclipse

AndroidSDKのインストール

Google I/OのAndroid developersサイト(http://developer.android.com/index.html)より、”Android SDK”をダウンロードしてください。ダウンロードしたファイルを適当なフォルダに解凍してください。SDKに含まれるドキュメントに従って、Android SDKをセットアップしてください。詳細は、Android developersの記事(http://developer.android.com/sdk/installing.html)を参照してください。

以降Android SDKのインストール先フォルダを”<ANDROID_HOME>”と表記します。

C:\Java\android-sdk-windows

SDKのセットアップでは、「Available Packeges」でインストールするSDKのパッケージを選択します。インストールするパッケージは、「SDK Platform Android 1.6」以降を選択してください。

 

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ADT for Eclipseのインストール

Eclipseの「ヘルプ」−「新規ソフトウェアのインストール…」から、『インストール』ダイアログを開き、”ADT for Eclipse”をインストールしてください。詳細は、Android developersの記事(http://developer.android.com/sdk/eclipse-adt.html)を参照してください。

Eclipseへの設定

1. インストール済みのJREを設定する

インストールしたJDKをEclipseのデフォルトのランタイムに指定します。

  1. Eclipseを起動し、「ウィンドウ」−「設定…」から『設定』ダイアログを開き、左ペインのツリーから「Java」−「インストール済みのJRE」を選択します。
  2. 右ペインで「追加」ボタンを押し、『JREの追加』ダイアログを開き、標準VMを選択して「次へ」ボタンを押します。
  3. 「ディレクトリー」ボタンを押しフォルダ参照から"JREホーム"に<JAVA_HOME>のパスを選択し「完了」ボタンを押すとJREが追加されます。
  4. 追加されたJREをチェックし「OK」ボタンを押し『設定』ダイアログを閉じます。

2. EclipseにAndroid SDKを設定

  1. Eclipseを起動し、「ウィンドウ」−「設定…」から『設定』ダイアログを開き、左ペインのツリーから「Android」を選択します。
  2. SDK Locationの項目にAndroid SDKをインストールしたディレクトリをフルパスで入力します。「参照」から入力した方が早いかもしれません。
  3. 入力が完了したら「適用」ボタンか「OK」ボタンをクリックします。

仮想デバイスの作成

Android SDKとADTのセットアップが完了したら、仮想デバイスを作成してください。

  1. Eclipseを起動し、「ウィンドウ」−「Android SDK and AVD Manager」から『Android SDK and AVD Manager』を起動します。
  2. 左ペインで、「Virtual Devices」を選択し、右ペインの「新規…」ボタンを押し、「Create new AVD」ダイアログを開きます。
  3. 「名前」に適当な名前を入れ、「ターゲット」で、Androidのレベルを選択し、「Create AVD」を押すと、仮想デバイスが作成されます。
     
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Last-modified: 2012-06-04 (月) 11:04:31 (4346d)